電通社長「(18年は)ロシアが話題に」 官民挙げての「日露プロジェクト」始動

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文化人からも歓迎の声

   17年6月~12月には「日本におけるロシア年」のプレイベントともいえる「ロシアの季節」が日本で行われ、一定の成果を上げた。

   こちらも文化交流を目的に、ロシア国立サンクトペテルブルクマールイ・ドラマ劇場のツアーや、マリインスキー劇場管弦楽団のコンサートなど、全国で250以上のイベントが開催され、のべ350万人の集客に成功した。

   エフゲニー・アファナシエフ駐日ロシア大使は、12月11日の閉幕式で、

「ロシアの最高のパフォーマンスを披露でき、ロシアの魂は日本人に伝わった」

と手ごたえを口にし、18年の「本イベント」へ胸を躍らせた。

   「本イベント」に対する文化人の期待も大きい。「ロシア・イン・ジャパン実行委員会」の設立記念コンサートに出席した、世界的指揮者ワレリー・ゲルギエフ氏は、

「世界の状況は緊迫した状況が続いていますが、そういう状況下で両国が手をたずさえていくことはとても大切」

   同じくコンサートに出席した、ピアニスト・横山幸雄氏も、

「ロシアの文化や、ロシアの人々への親しみをもてば、争い事など起きるわけがないと思う。そのための音楽でさえある」

と、文化交流の重要性を強調した。

   ※ロシア・イン・ジャパン実行委員会の調査から。17年8月5日~6日の期間、20~59歳の男女1000人を対象に実施。

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