「なんて楽しい1頭立てのそり!」
しかし、軽快な音楽がもつ魅力でしょうか、次第にこの曲は人々の評判となり、感謝祭シーズンを大幅に超えて、クリスマスシーズンまで歌われるようになりました。日本語の歌詞では、「今日は楽しいクリスマス」という翻訳がされていることが多い末尾の部分ですが、これはいわば「替え歌」で、オリジナルにそのような歌詞はありません。この部分の英語のオリジナル歌詞は「なんて楽しい1頭立てのそり!」と、歌っているのです。
心が浮き立つようなメロディー、そして、もともと橇の競争を歌った活力あふれる歌は、アメリカ以外では、内容が違った歌詞がつけられることも多く、フランスでは、ジングルベル~(ベルを鳴らせ!)のリフレインの部分に「風が吹く、風が吹く、冬の風が吹く!」という歌詞が当てられ、新年にあたり昔を回想する老人の歌、といった内容の歌になっています。
「ジングル・ベル」は、もはや橇を引くのが馬かトナカイかなどは現在では問題にならず・・国によってはそりでさえなく、世界で最も歌われる「クリスマスの歌」として世界中で愛唱されています。
本田聖嗣