■阪神ジュベナイルF 「カス丸の競馬GI大予想」
オルフェ娘の一騎打ちか、それとも...... 

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。先週のGI「チャンピオンズカップ」は▲◎で馬連当たったじぇい。今週も当てて、Xmasプレゼントを買うお金を殖やしていくじぇい。

   カスヨ カス丸、なんだか調子よさそうじゃない。誰のプレゼント買うんだか知らないけど。まあ、いいわ。でも、今週は難しいわよ。2歳馬女王の決定戦! 第69回、阪神ジュベナイルフィリーズ(2017年12月10日、阪神競馬場、芝1600メートル)よ。なにしろ、まだ2、3回しか走ったことがない若い女の子の競走で、中には新馬戦を勝ちあがったばかりの、1回走っただけの娘もいるんだから。もう何が起こるかわからないわ。

冴えわたる! 名手ルメール騎手のお手馬が人気

   カス丸 でも、かわいいきゃすう。

   ガジュマル爺 そうじゃな。「ジュベナイルフィリーズ(JF)」とは、牝馬の仔馬ちゃんたちをいうんじゃが、まあ「ジャジャ馬」っていうふうにもとらえられてもおるんじゃよ。さしずめ、ジャジャ馬ならし。まずは騎手に注目したいところじゃ。

   カスヨ 注目といえば、秋のGIシリーズで勝ち続けてる外国人騎手なんだけど、ちょうど今度の日曜日は海外遠征(香港国際競走)があって、ミルコ・デムーロ騎手やライアン・ムーア騎手なんかは不在なの。騎乗予定があるのは、クリストフ・ルメール騎手ぐらいかしら。

   ガジュマル爺 そうなんじゃよ。そこがまた、このレースの予想を難しくしとる。なにしろ、今秋のGIレースで日本人が勝ったのは天皇賞(秋)で武豊騎手が騎乗したキタサンブラックだけ。迷った時は、外国人騎手を買っておけば間違いなしじゃったんだがなぁ......

   カス丸 ルメール騎手は、ロックディスタウンだじぇい。

   カスヨ そうね。でも、人気なのよ。前走は札幌2歳ステークスで勝利。2戦2勝のエリート少女ね。それに名手が乗るんだから、仕方ないかも。

   カス丸 じゃあ、カスヨ姉さんは本命◎なの?

   カスヨ 違うわ。わたしの本命◎は、トーセンブレスよ。前走は東京競馬場のアルテミスステークス(GIII、東京、芝1600メートル)で1番人気だったのよ。結果は6着だったけど、1番人気に押されるくらいだから実力はあるのよ。中山、東京と坂のあるコースを経験しているし、ディープインパクト産駒っていうのもいいわ。人気が落ちるようなら、狙い目。穴狙いの私としてはオイシイわ。対抗○もリリーノーブル。2戦2勝で、新馬戦、前走の白菊賞(京都競馬場)と1600メートルを2度経験しているところがいいわ。 今回のJFは、クラシック3冠を獲ったオルフェーブルの初産駒が人気を集めそうなのよ。その1頭がロックディスタウン、もう1頭がラッキーライラックなんだけど、どちらも△ね。

逃げ馬不在で、大穴はサヤカチャン

   ガジュマル爺 相変わらずじゃのぉ。とはいえ、わしもロックディスタウンは対抗止まりじゃ。本命◎はマウレアじゃ。新馬、2戦目の赤松賞とも東京コースの芝・1600メートルを勝っておる。ディープインパクト産駒だし、タイムは1分37秒台じゃが、前走の上がり3ハロン(最後の600メートルの走破タイム)を33秒5でまとめるあたりは非凡なものを感じるわい。ロックは札幌以来3か月の休養が気になる。ライラックは、前走のアルテミスSを勝ったものの、負けた馬の顔ぶれをみると、ちょっと落ちる。△じゃな。

   カスヨ とにかく、データが少なすぎるのよ。だから、調子を重視する手はあるわ。私の単穴▲はサヤカチャン。前走のアルテミスSで、13番人気で逃げて大穴をあけたの。今回も逃げ馬がいないうえ、フロック視されて、また人気がなければマイペースで逃げられるわ。あとは、ソシアルクラブね。なんて言っても、母があのGI6勝馬の名牝、ブエナビスタよ。阪神JFも勝っているわ。まだ1戦しかしていないけど、ポテンシャルが高いのは周知の事実。母娘制覇があっても、誰も驚かないわ。

   カス丸 なんだか、キレイな女の子ばかりで目移りしてきたじぇい。ねえ、ほかにはいないきゃすう。

   ガジュマル爺 邪心があるようじゃの、カス丸。まあいいわい。あと、わしの単穴▲はマドモアゼルじゃな。こちらは3戦2勝2着1回の成績じゃが、前走のりんどう賞(京都競馬場)は芝・1400メートルじゃったが、タイム(1分21秒7)はこのメンバーでは優秀。キタサンブラックと同じ父ブラックタイドじゃから、距離が長いということもないじゃろう。 とにかく、阪神外回りコースのマイル(1600メートル)戦は、最後の直線が長い。スピードが必要じゃ。そのうえ、ゴール直前に2メートルほどの上り坂がある。それを乗り越えるパワーも必要じゃ。若い娘には酷なレースじゃが、ここを乗り越えないと来春のクラシックは戦えん。どの馬にとっても試金石なんじゃ。まずは無事に1周してきてほしいわい。

   カス丸 すっごく、ウキウキしてきたじぇい。やはりオルフェーブルの娘2頭は無視できないきゃすう。東京競馬場の坂を経験したラッキーライラックが◎本命だじぇい。今週も当てるじぇい。

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