逃げ馬不在で、大穴はサヤカチャン
ガジュマル爺 相変わらずじゃのぉ。とはいえ、わしもロックディスタウンは対抗止まりじゃ。本命◎はマウレアじゃ。新馬、2戦目の赤松賞とも東京コースの芝・1600メートルを勝っておる。ディープインパクト産駒だし、タイムは1分37秒台じゃが、前走の上がり3ハロン(最後の600メートルの走破タイム)を33秒5でまとめるあたりは非凡なものを感じるわい。ロックは札幌以来3か月の休養が気になる。ライラックは、前走のアルテミスSを勝ったものの、負けた馬の顔ぶれをみると、ちょっと落ちる。△じゃな。
カスヨ とにかく、データが少なすぎるのよ。だから、調子を重視する手はあるわ。私の単穴▲はサヤカチャン。前走のアルテミスSで、13番人気で逃げて大穴をあけたの。今回も逃げ馬がいないうえ、フロック視されて、また人気がなければマイペースで逃げられるわ。あとは、ソシアルクラブね。なんて言っても、母があのGI6勝馬の名牝、ブエナビスタよ。阪神JFも勝っているわ。まだ1戦しかしていないけど、ポテンシャルが高いのは周知の事実。母娘制覇があっても、誰も驚かないわ。
カス丸 なんだか、キレイな女の子ばかりで目移りしてきたじぇい。ねえ、ほかにはいないきゃすう。
ガジュマル爺 邪心があるようじゃの、カス丸。まあいいわい。あと、わしの単穴▲はマドモアゼルじゃな。こちらは3戦2勝2着1回の成績じゃが、前走のりんどう賞(京都競馬場)は芝・1400メートルじゃったが、タイム(1分21秒7)はこのメンバーでは優秀。キタサンブラックと同じ父ブラックタイドじゃから、距離が長いということもないじゃろう。 とにかく、阪神外回りコースのマイル(1600メートル)戦は、最後の直線が長い。スピードが必要じゃ。そのうえ、ゴール直前に2メートルほどの上り坂がある。それを乗り越えるパワーも必要じゃ。若い娘には酷なレースじゃが、ここを乗り越えないと来春のクラシックは戦えん。どの馬にとっても試金石なんじゃ。まずは無事に1周してきてほしいわい。
カス丸 すっごく、ウキウキしてきたじぇい。やはりオルフェーブルの娘2頭は無視できないきゃすう。東京競馬場の坂を経験したラッキーライラックが◎本命だじぇい。今週も当てるじぇい。