2017年は早くも年の瀬を迎え、まもなく「忘年会シーズン」に突入する。1年間の労をねぎらう恒例行事だが、やはりというべきか。今年も若手社員から「参加したくない」との悲痛な叫びが漏れている。
そんな悩みに拍車をかけているのが、「ブルハラ」だ――。
若手vs先輩・上司
ネットの掲示板で2017年12月4日、
「【悲報】ワイ会社の忘年会幹事、ゆとり世代の出席率が悪過ぎて呆れる」
とのスレッドが立った。
内容は、忘年会の幹事を任せられたという投稿主が、若手社員の出席率の悪さを嘆くというもの。投稿主は、忘年会の出席は「当たり前」だと思っているため、欠席者は「社会人として幼稚すぎるわ...」と切り捨てている。
投稿には、30代以降とみられる人たちから
「権利を主張するのも分かるけれど 年何回かの行事ぐらいは参加しろよと思うわ」
「可哀想やな君の会社」
など賛同・同情の声が少なくない。「別に出席しなくてもいいけど、仕事で不利になっても文句言うなよw」と今後への悪影響を指摘する声もある。
一方、若手からは恨みつらみが並べられた。
「偉い人がおるからめんどいんやが 同期だけでええわ」
「飲み会になると、社員のマウントが酷くて出るのが嫌」
昨年は「ピコハラ」が横行
出席したくない理由に、若手が任されやすい「余興」を挙げる人が多い。
昨年は、「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」を強要される「ピコハラ(ピコ太郎・ハラスメント)」なる言葉が誕生し、ネット上では「被害報告」がいくつも見つかった。
今年はどんな「ハラスメント」が生まれるのか......。その年に流行ったお笑いネタが余興に採用されやすいことを考慮すると、「ブルハラ(ブルゾンちえみ・ハラスメント)」が有力だろう。ブルゾンさんの持ちネタ「35億」は、「2017ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10にも選ばれた格好の題材だ。
ツイッターでは、
「付き合いあるとこの忘年会でブルゾンちえみやることになってマジ憂鬱やわ...」
「今度ある忘年会でブルゾンちえみの余興してよとかいわれてほんまイヤや?...」
と戦々恐々とする若手社員が多数見つかった。