医学博士であり噺家、立川らく朝が創作の「健康落語」 笑って納得!聴く人をとりこに

提供:沢井製薬

認知症、便秘...師匠が笑いで解決!?

――「リンパ」がテーマの回では「流水腐らず、戸枢(こすう)ろうせず 」、「認知症」では「歳寒の松柏 (さいかんの松柏)」、「便秘解消」では「有言実行」...。芝居とことわざで疾患のメカニズムを解説し、最後に高座で三題噺 (さんだいばなし)を披露される、まさに師匠しかできないスタイル。2012年10月の放送開始だから、もう5年ですね。

実は、高座も番組も同じなのですよ、気を付けていることは。情報過多にならないで楽しく聞いてもらえる、というのを意識しています。らく朝というキャラクターが楽しくわかりやすく情報提供しているという番組にしなければ、意味がなくなってしまう。バランスにいつも悩んでいます。あれを見て、健康の話って楽しく話せる、聞けるのだねと思ってもらえるのはとてもいいことだと思うのです。
健康落語「幽霊将棋」を披露する立川らく朝師匠
健康落語「幽霊将棋」を披露する立川らく朝師匠

――最後に、読者の皆さんへ向けた健康と笑いに関するメッセージをいただいてもよろしいですか。

自分自身の健康観を持ちましょう。たとえば、幸福観って何か明確な物差しがあるわけじゃないですよね。本人が幸せだと思えば幸せだし、経済的なことや社会的な地位で決まるわけではない。健康も同じだと思うのですよ。その人の能力で健康かどうか、決まるわけではない。
「周りがジョギングしているから、サプリを飲んでいるから私もそうしよう」「あの人は1ラウンド回れるのに、私はハーフしか回れない」――。そうして振り回されていると、自分は何をできたら健康だと思えるのかという「健康観」を持てなくなる。「健康観」をはっきり持っていると、健康に対するアプローチも変わってくるので、とっても大事だと思います。

   「Dr.らく朝 笑いの診察室」(BS日テレ)は毎週月曜、20時54分から21時まで放送中。らく朝師匠が全国に数百万人、予備軍も含めればその数倍と言われる生活習慣病を中心にさまざまな疾患を「健康ことわざ」でひも解く番組だ。

■立川らく朝 1954年長野県生まれ。落語家で医学博士、笑いと健康学会理事。杏林大学医学部卒業後、慶応義塾大学医学部内科学教室へ入局。慶応健康相談センター(人間ドック)医長を勤める。2000年、46歳で立川志らく門下に入門、2015年10月真打昇進。
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