日本コカ・コーラおよびコカ・コーラシステム関連会社は、水資源保護活動の一環として、2017年11月29日に、宮崎県えびの市で、「えび工場」の水源域にあたる森林の保全活動を行った。
日本コカ・コーラの代表取締役社長ホルヘ・ガルドゥニョ氏をはじめ、コカ・コーラシステムの社員320人が参加し、植林作業、間伐作業、下草刈り作業をグループに分かれて取り組んだ。
約3ヘクタールの水資源保護活動
活動エリアは植林が1.7ヘクタール、間伐が0.3ヘクタール、下草刈りが1.0ヘクタールの計約3ヘクタールにわたる。
コカ・コーラシステムは、清涼飲料製品の基本的な原材料として水を使う、水とかかわりの深い企業として、水資源保護に積極的に取り組んできた。
今回、水資源保護活動の一環として森林保全活動を行った宮城県えびの市の森林は、2014年11 月に、コカ・コーラウエストが、宮崎県、えびの市、西諸地区森林組合、そして麓共有林と協定を結び、「えびの城山 さわやか自然の森」と名付け、ともに森林づくりを行うと宣言した森林でもある。
ガルドゥニョ氏は、多くの社員が参加した理由について、
「今回、社員総出で参加したことの意味は、すべての人に環境や社会の持続可能性の重要性を肌で感じて理解してもらい、熱意と希望をもってもらいたいと思ったからです」
と説明。また、
「マーケティング部門、技術部門、財務部門など例外なく、すべての部門から従業員が参加しています。今回の活動を通じて、すべての社員の持続可能性に対する意識を高め、製品開発、マーケティング活動、ブランド管理業務など、自社の事業活動のあらゆる側面において、仕事に取り組む企業文化を築いていきたいと考えています」
と、今後の方針を語った。
参加した社員からは、
「自然を感じられることってすごく貴重だなと思う。こういう現場自体も見るのが初めてだったので、すごく勉強になりました。また普段オフィスで働いているので、このような自然に囲まれて、リフレッシュすることもできたし、今後の仕事に活かしていきたい」
と、充実した声が聞かれた。