2017年6月12日に生まれた、上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン(香香)」。生後6か月を迎え、12月19日から母親のシンシンとともに公開される。ひとめ見たいというファンが殺到するのは必至の状況だが、当面見学できるのは抽選で当たった人のみ(12月6日12時から受け付け)。
シャンシャンをその目で見られる日を夢見て......。まずは「パンダ」について、深く知ろう。生態や日本とのエピソードなどを描いた本を紹介する。
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あらゆる教科から学ぶことができるパンダの真実
「2017年6月上野動物園でパンダの赤ちゃんが生まれました。でも、あなたは、どのくらいパンダについて知っていますか!?この本は、"かわいい"だけのパンダを紹介する本ではありません(本書より)」。
『教科で学ぶ パンダ学』(著者:稲葉茂勝、監修:小宮輝之 今人舎 1944円)は、パンダを通して、歴史・地理・政治・経済・生物・自然・環境といった教科から雑学まで、さまざまな学びができるという一冊。監修を務めるのは、1972年に多摩動物公園の飼育係になり、その後上野動物園の飼育課長を経て、2004年から2011年まで上野動物園園長を務めた小宮輝之氏だ。
「パンダの歴史と地理」「パンダと政治・経済(パンダ外交、パンダのレンタルとは?ほか)」「パンダを取りまく自然・環境(三国志の時代の都・成都では?パンダの保護活動ほか)」「生物としてのパンダ(パンダの食べ物、パンダの成長ほか)」「雑学パンダ!」の全5章でパンダの知られざる世界がわかる。