速筆のオペラ作曲家、ドニゼッティの代表作 シリアスな「ランメルモールのルチア」

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速書きの時こそ傑作ができる

   「ランメルモールのルチア」は、ドニゼッティが脂の乗り切った38歳の時の作品。そのころ、イタリアでオペラの材料となり始めたスコットランドの作家、ウォルター・スコットの、実際の事件をもとにした小説を題材としています。親の決めた政略結婚と真実の恋人の間で悩む悲劇のヒロイン、ルチアが、結婚の祝宴の最中、政略結婚の相手を刺してしまい、取り乱し、真実の恋人も、その知らせを聞いて自らの命を絶つ、というシリアスな悲劇です。

   主人公ルチアには、ソプラノのドラマチックな歌唱が要求され、特に有名な「狂乱の場」などでは、過去に、たくさんのプリマ・ドンナが人々を魅了してきました。話自体は暗い物語ですが、メロディーメーカー、ドニゼッティの実力がいかんなく発揮されたこのオペラは、19世紀イタリアオペラの代表作のひとつとなっています。

   全3幕で、約2時間20分の上演時間がかかるこのオペラを、ドニゼッティとしては、「異例の長期間」である6週間(!)で書き上げた、と伝わっています。

   速書きの時こそ傑作ができる、とうそぶいていたドニゼッティの代表作は、今でも世界中で上演され、人々を魅了しています。

本田聖嗣

本田聖嗣プロフィール

私立麻布中学・高校卒業後、東京藝術大学器楽科ピアノ専攻を卒業。在学中にパリ国立高等音楽院ピアノ科に合格、ピアノ科・室内楽科の両方でピルミ エ・ プリを受賞して卒業し、フランス高等音楽家資格を取得。仏・伊などの数々の国際ピアノコンクールにおいて幾多の賞を受賞し、フランス及び東京を中心にソ ロ・室内楽の両面で活動を開始する。オクタヴィアレコードより発売した2枚目CDは「レコード芸術」誌にて準特選盤を獲得。演奏活動以外でも、ドラマ・映画などの音楽の作曲・演奏を担当したり、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」や、インターネットクラシックラジオ「OTTAVA」のプレゼンターを 務めるほか、テレビにも多数出演している。日本演奏連盟会員。

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