妻と夫で大差 それでも「人を責めるな」
「名前のない家事」をめぐっては、夫婦間に明確な意識のズレがあることが分かっている。大和ハウス工業が2017年4月、20~40代で同居の子どもがいる共働き夫婦を対象に、家事への意識調査(回答者数は20~40代の男女、各年代100人ずつで合計600人)を実施したのだ。
家庭の誰が「名前のない家事」を積極的にしているかをたずねると、妻が86.5%で、夫(29.5%)に大差を付けた。特に男女別にみると、妻の96.3%は「妻(自分)」、夫の76.7%も「妻」と回答した。一方で「夫(自分)」と回答したのは、妻の12.7%、夫の46.3%にとどまった。
こうした夫婦間のズレを克服してイライラを解消する方策はないものか――。番組では、この疑問に「人を責めるな、しくみを責めろ」と推奨する。
たとえばトイレットペーパーの補充では、トイレットペーパーが残り何ロールとなったら買い足すかを決める。仮に「残り3ロールで」としたら、3ロールだけ別の容器に入れておく。そうすれば必ず、家族の誰かはトイレットペーパーを買い足さなければならないと気付くはずだ、という。