電車内での化粧をめぐっては、以前から「みっともない」など、モラルを問う問題として話題になっているが、実際のところやっている女性はどれくらいいるのか。
乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所が、鉄道・バスの利用にまつわる問題について調査する「ルウト研究所」で実施。「電車やバスでの移動中の化粧実態調査」の結果を、2017年11月16日に発表した。
さすがにマナー違反
まず、「電車やバスの中で化粧をする女性を見たことがあるか」という質問では、「はい」が95%、「いいえ」が5%。実に9割以上が車内で化粧をする女性を見たことがあると答えた。
では、車内で化粧をすることに対し、人々はどういった意識を持っているのか。
「電車やバスの中で化粧をすることはマナー違反だと思うか」に対し、「はい」が95.11%、「いいえ」が4.89%。マナー違反だと感じている人が圧倒的のようだ。
具体的な意見としては、
「朝の満員電車にも関わらずフルメイクしている人がいてさすがにマナー違反だと思いました」(20代/女性)
「ほぼ満員の地下鉄の車内で、文庫本ほどの大きなアイシャドウパレットを開いて目を剥いてメイクをする女性を見ましたが、少し不愉快な気持ちになりました。口紅やリップクリーム程度であれば、大して気にはなりません」(20代/男性)
「仕方なくすることもあると思うけど、堂々とされるとちょっと...と思う」(50代/女性)
「周りを気にしないで一生懸命化粧している姿はみっともないなと思いました」(50代/女性)
など、手厳しい意見は多い。
一方で、
「長時間でなければ許容」(60代/男性)
「寝坊したんだなーと思いましたが、自分も経験があります」(40代/女性)
「何時間もかかるようなフルメイクを始めなければ特に問題ないと思います」(20代/男性)
など、ある程度なら許容するという意見もある。