インプレス（東京都千代田区）は「幸運な男――伊藤智仁 悲運のエースの幸福な人生」を2017年11月17日に発売する。
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ライバルやアマチュア時代の関係者まで登場
25年間の物語
右ひじの故障を経験しながらも、松井秀喜を抑え1993年に新人王を獲得した元ヤクルトスワローズの投手・伊藤智仁氏の半生を記した初の書籍。美しい投球フォームや闘争心あふれるピッチングスタイル、何よりも名捕手・古田敦也氏や名将・野村克也氏も注目した伝家の宝刀"高速スライダー"で脚光を浴びた。デビューから四半世紀が経っても、野球ファンの心に根強く刻まれているという。
93年のデビュー後はたび重なる故障に見舞われ、長いリハビリを経て97年にカムバック賞を受賞。しかし再び右肩を故障し、2003年に現役を引退、04年から17年まではヤクルトの投手コーチだった。世間では「悲運のエース」のイメージがあるが、本当に「悲運」だったのか。本人へのロングインタビューを中心に、古田氏や石井一久氏ら当時のチームメイトや対戦相手、アマチュア時代の恩師や家族など、総勢20名以上の関係者が真実を明かす。
現役とコーチ時代を合わせてヤクルト一筋25年、今シーズンで退団。「デビュー戦」からプロ野球人生の「最後の一日」までを見届けた作家の長谷川晶一氏による、渾身のノンフィクション作品だ。
価格は1800円（税抜）。