井本さんの優勝は、誰の目にも明らか
ただ仮に「年功序列」規定がなくとも、優勝は井本さん、準優勝は小原さんで変わらなかった。もう1つ、井本さんの優勝を決定付けた理由があったのだ。盛岡市役所商工観光部・経済企画課の担当者が、J-CASTトレンド編集部の取材にこう説明する。
「前年度の大会で優勝した方には、制限時間のハンディキャップが設けられています。井本さんの時間はそのため、本来の制限時間(15分)より5分少ない10分間でした。小原さんは15分間で293杯、井本さんは10分間で293杯だったのです」
一方で、小原さんはそのきれいな食べ方で会場の注目を集めていたという。盛岡三大麺普及協議会の担当者も「とてもきれいに召し上がっていた」と感銘を受けており、
「これまではスピードばかり重視していましたが、スピードだけの評価基準でよいのか、見た目も取り入れるべきなのか、検討していきたいです」
と話していた。