気温差も大きく、この時期は風邪を引きやすいものだが、大鵬薬品は、ふだん声を使っているプロフェッショナルたちに「冬のかぜマナー」に関する意識調査を行った。
対象となったのは、企業の営業職、教員、コールセンターのオペレーター、看護師、美容師各100名の計500人だ。
職種で風邪への対応は違うものなのか? 調査から見えてきたのは、職種ごとの"暗黙のルール"だ。
「のどの痛みはあるが人前に出ざるを得ない」9割
まず、「冬場に経験したことがある風邪の症状」で、最も多かったのが「のどの痛み」で94%。次いで「せき」で84%、「鼻水」で80%だった。
「ほかの職種と比較し、『のどの痛み』対策に気を遣っている方だと思う」と回答したのは66%と7割近くに及び、日ごろからのどを大事にしようと意識していることがうかがえる。
「『のどの痛み』を感じたものの、人前に出ざるを得なかったことがあるか」では、実に91%が「ある」と回答。のどの痛みがありつつも人前に出ざるを得ないというある種の「プロ意識」があるようだ。
のどの痛みを感じた時に行う対策として、最多は「うがいをする」で67%、次いで「のど飴やトローチをなめる」で64%、「マスクをつける」で57%。
だが、この「マスクをつける」ことに抵抗感がある人には、職業別で差が見られた。
「マスクをつけて人前に出ることに抵抗を感じる」で最多は「企業の営業職」で70%、次いで「教員」で56%、「美容師」で51%、看護師で19%――。
普段からスーツを着て、取引先に出かけるなど人と会うことが多い営業職の人はマナーや外見にも気を付けているのだろう。