ワインの入門者からプロ目指す人にも
レストランでワインのテイスティングを求められ、どぎまぎした人もいるかも知れない。『ビジュアルでわかる ワインの知識とテイスティング』(著・マーニー・オールド、訳・中濱潤子、誠文堂新光社、3024円)があれば、慌てることはなかった。
ワインの知識からテイスティングまで、色や味、香り、品種の産地、造り方、保存方法、食べ合わせも説明しており、ワインの入門者からプロを目指す人にも手元に置いておきたい1冊だ。ワインにまつわる文化や歴史も伝わり、見ても楽しいカラフルな大型本になっている。
著者のオールド・マーニー氏は「複雑なワインのテーマを、感覚に結びつけて解説することに取り組み、ワイン業界に新風を吹き込んだ人物」といわれる。訳者の中濱潤子さんには『ワイン語辞典』の著書がある。