11月の第3木曜日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日だ。今年は16日。毎年ニュースに取り上げられ、恒例行事になっている。今年の出来はどうなのか。ふだんはワインに馴染みのない人もフレッシュな味を楽しむ。今回はワインの飲み方、産地や種類だけでなく歴史や文化についても紹介したい。
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誰にでもおいしいワインはあるのか
フランスに行けば、飽きるほどワインが飲めるだろうと海を渡ったのが23歳のとき。ボルドー第2大学ワイン醸造学部に入学、フランス国家認定ワイン醸造士を取得し、経験を経て今は国内で活躍。
『ワインの基礎知識 知りたいことが初歩から学べるハンドブック』(著・若生ゆき絵、新星出版社、1620円)の著者・若生ゆき絵さんの略歴だ。「ワインを知る」から「ワインを飲む」「ワインを味わう」と基礎から分かりやすく解説している。
おいしいワインとは、どんなワインなのか。誰が飲んでもおいしいワインは、残念ながら存在しない。人それぞれ、年齢、経験、その時々の気分によっても変わる。シンプルなものからより複雑な奥深い味を求め、自分にぴったりのワインと出会うのが最高の楽しみだという。