東愛産業(京都市中京区)が運営するカラオケチェーン「ジャンボカラオケ広場」(以下ジャンカラ)は2017年11月10日、カラオケルームでスケートボードを楽しめるスケボールーム「スケカラ」を、スーパージャンカラ河原町本店(京都市中京区)にオープンする。
同社の調べによると、カラオケでスケボーができるサービスは世界初だという。
東京オリンピックの正式種目採用がきっかけ
映画を見られるシアタールームに、ドラムセットやキーボードなどを演奏できるスタジオルーム、部屋の壁で「ボルダリング」を楽しめる「ボルカラ」......。
同社は過去、斬新なコンセプトルームでさまざまなカラオケのスタイルを打ち出してきた。次に目を付けたのが、カラオケとスケートボードの融合だ。カラオケルーム内に、ランプと呼ばれる高さ80センチの構造物を設置した。
「スケカラ」の部屋は、受付前にある。ガラス張りのため、受付周辺からもスケボーのプレーを見学して楽しめる。スケートボードやヘルメット、各種のプロテクター(膝、肘、手首)、シューズなどは、無料で貸し出し可能。スケートボードやミニクルーザーも持ち込める(インラインスケートとBMXは不可)。
室内のサービスも充実している。スケカラ専用のドリンクバーがあるため、好きなときに無料でソフトドリンクを飲める。携帯電話やCD、DVD、ブルーレイから、好きな音楽をカラオケのスピーカーで流したり、動画を大型プロジェクターに映したりすれば、臨場感あふれる環境を演出できる。
しかしなぜ、カラオケにスケボーを組み合わせたのか。東愛産業の担当者は、2017年11月8日のJ-CASTトレンド編集部の取材に
「2020年の東京オリンピックに新たに正式種目として採用されたのが、大きなきっかけだったと思う」
とし、「新しい価値を創出するために業界初、世界初の取り組みを行っていく一環でもある」と説明した。
スケカラの収容人数をたずねると、
「部屋全体だと30人くらいは入れる」
と推測した。