大日本印刷、東京地下鉄、LINEの3社は2017年11月6日、電車に乗る妊婦向けに、座席の確保をサポートする実証実験を開始すると発表した。
12月11日～15日の期間限定で、東京メトロ銀座線の指定列車最後尾車両で実施される。
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テクノロジーで社会課題を解決
「変な時代になったんやな」
実験では、立っているのが辛く感じる妊婦と、席を譲りたい乗客とのマッチングを狙う。
実験方法はこうだ。参加を希望する「妊婦」と「サポーター」はまず、実験用のLINEアカウントを友達登録する。
サポーターが実験車両に乗車した後、妊婦が「座席に座りたい」とのメッセージをLINEアカウント宛に送ると、周囲にいるサポーターにメッセージが届く。
座席を譲りたいサポーターは、同様にLINEアカウント宛に自身の座席位置などを伝えることで、席を譲ることができる。
3社は今回の実験を通じて、
「乗客の方の行動変容や今後のサービス開発に向けた課題などを調査いたします」
としている。
今回の取り組みに、ツイッターでは「変な時代になったんやな」と半ばあきれぎみの声も散見されたが、
「応援！みんなスマホみてる車内なら、その画面に通知する。このアイデアが素晴らしいと思います」
「これいいと思う マタニティマークが見えなかったり妊婦さんかどうかわからないから声をかけたいけどどうしようかなって迷うことがあるよね」
などと、おおむね好意的に受け止められているようだ。