資生堂(東京都中央区)のブランド「エージーデオ24」は2017年秋、足のニオイの強さを測るニオイセンサー付シューズ「SENSING SHOES」と、これに対応するスマホアプリを開発した。
5段階のニオイレベル
ニオイセンサー付きの「SENSING SHOES」は、履く人の足の臭度と湿度を測定し、その2つを合わせた独自のニオイレベル(レベル1~5)で表示する。利用者は「SENSING SHOES」専用のスマホアプリで、ニオイレベルを確認できる。
ファッション性や履き心地にもこだわりのある靴のデザインは、シューズブランド「blueover」を採用している。女性用は、「blueover」を代表する定番モデル「mikey」を、男性用はハイテクスニーカーモデル「marty」を基調として開発した。
資生堂が男女20~40代の1500人に実施したフットケアへの意識調査(デオドラント製品の利用者に限る。2016年6月、インターネット上で)によれば、足のニオイが気になる男性の割合は91.7%、女性は83.5%だった。日本のニオイ事情は年々複雑化しているとみている。ニオイで周囲に不快な思いをさせる「スメルハラスメント」(通称スメハラ)の相談窓口も2017年夏、NPO法人の日本消費者連盟(日消連)が2日間限定で開設したほど。
資生堂は「人間の嗅覚は慣れやすく、自分のニオイには気づきにくい」ことが原因の1つだと考え、「SENSING SHOES」とスマホアプリを開発した。
「SENSING SHOES」は2017年12月1~7日、「blueover」の旗艦店(大阪市西区)で展示する。販売する予定はない。
詳しくは、下の動画から。