漫画家久保ミツロウ氏の「モテキ」は、三十路までモテなかった男性が、「俺はモテている」と思えるほど突然女性から連絡が増え、女性とデートを重ねるなど「モテ期」が到来した、というものだ。
漫画のヒットを受け、2010年のドラマ化2011年、映画「モテキ」が公開され、いずれも多くの「若者」に希望と勇気を与えた(はず)。
これはフィクションだが、現実世界で「モテ期」を迎えたことがある人はどれくらいいるのか。
電子コミック配信サービス「めちゃコミック(めちゃコミ)」では会員を対象に、「モテ期の経験」に関するアンケートを行った。
「モテ期ある」は6割近い
まず、「モテ期が来たことがあるか」という質問に対し、「ある」と経験したのは57%。「ない」が24%、「わからない」が19%だった。
「ある」と答えた人のうち、「最大のモテ期はいつか」では、「21~25歳」が34.3%と最多で、次いで「16~20歳」が33.7%、「~15歳」が14.6%。
こう見ると、「16~20歳」「21~25歳」と回答した人が、合わせて7割近く、ほとんどを占めている。10代から20代にかけては、進学や就職などで出会いのタイミングが多いのが影響しているのかもしれない。
たとえば、
「おっとりした友達が、高校卒業してから急に告白されだした」(31歳・会社員)
「友達が高校に入ってから見た目が派手になり、男友達も増えてモテるように」(26歳・会社員)
などのように、環境が変わってモテ期に突入した人もいるようだ。
どういう状況で「モテ期」だと感じるのだろうか。
アンケートでは、「告白されることが増えた」が最多、次いで「デートに誘われることが増えた」、「容姿を褒められることが増えた」というランキングだった。
1番多かった「告白されることが増えたから」では、「『彼氏がいてもいい』と告白されることが何回かあった」(36歳・会社員)という、羨ましいコメントも。
「デートに誘われることが増えたから」では、「居酒屋の店員や、お店の隣の席で飲んでた人などに次々と連絡先を聞かれた」(31歳・アルバイト)など、それこそ漫画並みのシチュエーションを経験した人もいた。
調査は、2017年8月31日年9月1日の期間に、1656人のめちゃコミック会員に対しインターネット上で行った。