店側は「12.0%」止まり
ただ、店側も「ダイレクトメール」への意識付けを共有しているかといえば、必ずしもそうではない。
同社は2017年10月、グルメサイト「ぐるなび」に加盟している個人飲食店のオーナー100人にインターネット上でアンケート調査を実施した。店の告知のために行っていることをたずねると、「グルメサイト」(86.0%)や「店のSNSでの発信」(57.0%)、「店のホームページ」(51.0%)が上位にくる中、「ダイレクトメール」は20.0%にとどまった。さらに近所を意識した告知のために行っていることをたずねても、「ダイレクトメール」は12.0%止まりだった。
客の65.7%はダイレクトメールで常連店を知ることになるが、12.0%の店しかダイレクトメールの告知を行っておらず、告知方法のマッチングにズレが生じているようだ。