「ハワイに住んで、のんびりとビーチで過ごして暮らしたい」、「おしゃれなフランスで暮らしたい」――。
海外での生活を夢見る人も多いだろう。
不動産関連の比較査定サイト「スマイスター」を運営するシースタイルは、国土交通省が定めた毎年10月の「住生活月間」に合わせて、「スマイスター」を利用した20代以上の男女全国439人を対象に「海外移住」についての調査を行った。
海外住したことがある人は少数派
まず、「海外移住したことはあるか」では、「はい」が13.4%、「いいえ」86.6%だった。 実際に海外移住したことがある人は少ないようだ。
移住した人のうち、「どこの国へ移住したか」で最も多かったのは「アメリカ本土」が37.3%、次いで「フィリピン」が13.6%、「ハワイ」「中国本土」「イギリス」「シンガポール」がそれぞれ8.5%だった。
同じく、「海外移住した理由」で最も多いのは「転勤」で47.5%、次いで「留学」で30.5%、「趣味を楽しむ」で10.2%、「遊学」「配偶者・パートナーの出身地」「好きな場所に住む」「生活の利便性・快適性を考えて」「その国で仕事がしたかった」がそれぞれ8.5%だった。
人気の移住先は?
「将来、海外移住したいか」を移住経験の有無にかかわらず全体に聞くと、「はい」が36.9%、「いいえ」が63.1%。海外移住経験者にしぼると、78%が将来再び海外移住したいとのことだ。
「どこの国へ移住したいか」を聞いたところ、最も多かったのは「ハワイ」で24.1%、次いでマレーシア」で13.0%、「オーストラリア」「タイ」がそれぞれ8%だった。
「海外移住したい理由」では、1位が「老後」で30.9%、次いで「好きな場所」が30.2%、「過去に訪れて良かった」24.7%だった。
それぞれの国が選ばれた理由では、ハワイは「好きな場所」が46.2%、マレーシアは「生活コストが安い」が52.4%、オーストラリアは「自然豊かな場所」が61.5%などの理由だった。
移住したい人のうち、「海外移住する際に不安なことはあるか」では、「はい」が61.1%、「いいえ」が38.9%。
具体的に感じている不安として、1位は「収入」が59.6%、次いで「言葉」が56.6%、「仕事」が47.5%、「治安」が45.4%、「移住費用」が44.4%だった。一方、老後移住をしたいと思っている人が多いわりに「医療」に対する不安は2%にとどまった。
調査は、2017年9月26日~10月16日の間に、「スマイスター」を利用した20代以上の男女、全国439人に対しインターネット調査で行った。