「東京アニメセンター」が2017年10月28日、大日本印刷(以下、DNP)が運営する市ヶ谷の体験型施設「DNPプラザ」(東京都新宿区)で「東京アニメセンター in DNPプラザ」としてリニューアルオープンを迎える。秋葉原UDX(東京都千代田区)で日本のアニメ文化を発信してきた同施設は、「DNPプラザ」への移転に先立ち2017年7月に幕を下ろしていた。
J-CASTトレンド記者は27日、新「東京アニメセンター」のお披露目となる記者発表会に出席した。
「KING OF PRISM」の衣装と写真を撮ろう
DNPと一般社団法人日本動画協会はアニメ産業のさらなる発展を目指し、2017年10月28日からDNPプラザで「東京アニメセンター in DNPプラザ」を共同運営する。第1弾の企画展として、10月28日から11月27日までアニメ制作会社「タツノコプロ」(東京都武蔵野市)と共同で「タツノコプロコレクション2017 ―創立55周年特別企画―」を開催する。
10月27日の記者発表会では、日本動画協会の石川和子理事長とタツノコプロの桑原勇蔵社長、新宿区の寺田好孝副区長、DNPの浅羽信行執行役員、放送中のアニメ「Wake Up, Girls!」(テレビ東京系)の声優ユニット「Wake Up, Girls!」の田中美海さんがオープニングイベントを敢行。テープカットで幕を開けた。
「タツノコプロコレクション2017」では、アニメの世界で55年間、「ハクション大魔王」「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」「ヤッターマン」など数々の作品を作り出してきたタツノコプロにまつわる展示物が勢ぞろいする。
こちらは、アニメ映画「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」の展示エリアだ。人気キャラクター「速水ヒロ」の衣装を身にまとった限定描き下ろしと写真を撮れるスポットや、週替わりで展示内容の変わる描き下ろしスポットなどを用意した。「プリズムスター」の誰に会えるかは、当日来てからのお楽しみだ。
ガッチャマンやキャシャーンなどタツノコプロを代表する伝説のヒーローたちが集結した55周年記念作品のテレビアニメ「Infini-T Force」(2017年10月から日本テレビ系などで放送中)の展示エリアが、こちら。「ガッチャマン」役の声優・関智一さんと「界堂笑(かいどう・えみ)」役の声優・茅野愛衣さん、鈴木清崇監督のメッセージフィルムを上映する(写真右のテレビで。関さんが映っている)。
「Wake Up, Girls!」のメッセージ動画も
2017年10月から放送中のアニメ「Wake Up, Girls!新章」(テレビ東京系)の展示エリアでは、声優ユニット「Wake Up, Girls!」から届いたメッセージ動画や、描き下ろしのグッズなどを展示している。
2017年4月から放送中のアニメ「アイドルタイムプリパラ」(テレビ東京系)の展示エリアが、こちら。モーションキャプチャーがアニメのダンスシーンに変わるまでの様を、動画で解説する。プリパラの見所といえるダンスシーンがいかにして出来上がるのか、ファン必見の映像だ。
「タツノコプロ」年鑑では、タツノコプロの55年間の歴史を振り返られる。最初の作品「宇宙エース」(1965、66年)から、最新作の「Infini-T Force」や「タイムボカン 逆襲の三悪人」(2016年10月~17年3月放送)まで、名作の名ゼリフなどをまとめている。
タツノコプロの人気作品に加え、企画展描き下ろしのオリジナル商品など、売店でさまざまなグッズを販売する。
「東京アニメセンター in DNPプラザ」の開館時間は、11時から20時まで。入場料は無料。詳しくは、公式サイトまで。