【あなたの知らない感動家電】(2) もはや秘書?優秀すぎるロボット「BOCCO」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

設定がめんどくさそう...

   ――なるほど。それは確かに便利そうですね。ただ、それって設定面倒くさくないですか?

そう、そうなんです! 連携するサービスが多くなるほど、その設定や操作が煩雑になってしまう欠点もあります。これまでは、Yahoo!JAPANが提供する「mythings(マイシングス)」というアプリとBOCCOを自分で設定する必要がありました。たとえばまずYahoo!アカウントをとって自分の地域で「Yahoo!天気」を設定。それとBOCCOを連携させるというような......。

   ――なんだかもうめまいが(笑)。慣れないと途中で挫折しそうですね。

   ですよね。設定に簡単なプログラミングのような作業が必要で、多くのユーザーさんが使いこなせませんでした。

   そこで弊社は、BOCCOと連携できる「Connectly App(コネクトリーアップ)」というアプリを開発しました。このアプリは、チャットに答えるだけで簡単にBOCCOの設定や操作ができます。

   ――簡単にできるんですか?

   はい、それはもう。たとえば、名前と自宅を出る時間を入れるだけで、30分前、10分前、出発時間ちょうどのタイミングに「●●さん、10分前ですよ」とか、教えてくれるんですよ。

   朝はどこの家でも「戦争状態」ですよね(笑)。お母さんの強い味方なんです。

   利用しているユーザーさんからは、「朝出かける前にテレビやスマホを見なくても準備ができるようになった」「傘を忘れて出先でビニール傘を買わなきゃいけなくなった、みたいな困りゴトが解決された」などの反響をいただいています。

   ――現在では、BOCCOの公式アプリもぐっと簡単に使い勝手がよくなっている。設定が簡単にできるなら、BOCCOはいろんな人の「最強秘書」になりそうだ。

   次回は、フィリップスのスマートLED照明「Hue(ヒュー)」を紹介予定。「このスマート家電を取り上げてほしい」という要望があれば、こちらよりご連絡ください。

木村 大介

木村 大介

1985年生まれ。信州大学大学院工学系研究科機能機械学専攻。半導体業界、アドテク業界を経て2015年5月にリノベるに入社。新規事業「Connectly」の責任者として従事。2016年12月にスマートハウス専用アプリ「Connectly App」対応住宅の1号案件を販売し、2017年8月時点で導入世帯数17件。

姉妹サイト