アマゾン、グーグル、ソニー、LINE......。国内外の名だたる企業が続々参入し、普及の兆しを見せる「AIスピーカー」。
一方で、「OKグーグルって恥ずかしい」「家族に聞かれたくない」と、同製品の要である音声操作に抵抗感を持つ人も一定数いる様子だ。
「アレクサ、テレビのスイッチを消して」
AIスピーカーは、人工知能(AI)を搭載し、音声で機器やサービスを操作できる端末を指す。インターネットに接続してスピーカーに話しかけると、音楽やニュース、天気予報を流してくれる――というのが一般的な機能だ。
日本国内では2017年10月に、グーグルが「Google Home」(税込1万5120円)を、LINEは「Clova WAVE(クローバウェーブ)」(同1万4000円)を発売。アマゾンやソニーも年内の参入を明らかにしており、年末に向けて商戦が熱を帯びそうだ。
音声操作は、端末に「呼びかけ」をしてから指示する必要がある。グーグルホームなら「OK, Google」、クローバウェーブは「Clova」もしくは「Jessica(ジェシカ)」、Amazon Echoは「Alexa(アレクサ)」、ソニー「LF-S50G」はグーグルの音声認識技術を採用しているため「OK, Google」だ。
「ジェシカ、新着のLINEを読んで」「アレクサ、テレビのスイッチを消して」――まるでパートナーに語りかけるように指示を送るのだが、これを「恥ずかしい」と感じる人が少なくないようだ。