「○○に恵まれなかったらスタッフサービス。フリーダイヤル、オー人事（022）、オー人事（022）」――なぜか耳に残るこのフレーズ。チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」のBGMとともに職場での不満をユーモラスに描く、スタッフサービス・ホールディングスのCMだ。
1997年に放映開始されると、ユーモアあふれる内容がお茶の間で人気となった。放映中止後も動画共有サイトなどで公開され、いまでも根強いファンは少なくない。そんな同CMがなんと、パワハラやSNSの登場など現在の職場での問題を題材に、WEB動画として復活した。
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スタッフサービス提供 -
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細かい変更点にも注目
人材総合サービスを全国で展開する「スタッフサービス・ホールディングス」（東京都千代田区）は2017年10月23日、「オー人事」シリーズを現代風にアレンジしたWEB動画5本を公開した。
「これパワハラじゃないよね？」と執拗にスタンプを送ってくる上司、誰が何を言うか分からないから...と「忖度」し合う会議、常にスマホで撮影し上司のミスをSNSにアップする部下――。
従来の特色は生かしつつも、パワハラやネット炎上など世相を反映し、思わず「あるある」と唸ってしまう？内容になっている。
ちなみに、決めゼリフ「フリーダイヤル、オー人事（022）、オー人事（022）」は、「オー人事（022）、オー人事（022）で検索」に変更されていた。
動画公開にあわせ、同社は20～50代の男女800人を対象に、「職場の本音」に関するアンケートを実施した。※調査期間：2017年9月30日～10月1日
まず、各年代に「上司に恵まれていると思うか」を聞くと、「恵まれていると思う」「やや恵まれていると思う」と答えたのは20代が64.2%でトップだった。30～50代はいずれも5割ほどで、30代を境に、上司への「不満」が高まっている。
一方、「部下に恵まれているか」を聞いたところ、「恵まれていると思う」「やや恵まれていると思う」と答えた40、50代はともに半数を超える結果に。部下に頭を悩ます上司も多いようだ。