タイガー魔法瓶、「音質」にこだわった炊飯ジャー発売 開発者「全く新しい経験でした」

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   タイガー魔法瓶(大阪府)が販売する炊飯ジャーが、「そこに注目するとは...」「視聴したい」とネット上で話題になっている。

   「音」に対し、徹底的にこだわり抜いたというが、いったいどんな製品なのか。

  • 「土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE 炊き立て>JPG-X100」(プレスリリースより)
    「土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE 炊き立て>JPG-X100」(プレスリリースより)
  • 「土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE 炊き立て>JPG-X100」(プレスリリースより)

タッチパネル自体をスピーカーに

   注目を集める炊飯ジャーは、タイガー魔法瓶が2017年9月に発売した「土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE 炊き立て>JPG-X100」だ。

   炊飯ジャー市場をめぐっては、消費者の「上質なものを選んで暮らしを豊かにしたい」というニーズの高まりから、高機能化・高級化が進む。

   そこで、「開発エンジニアが作りたかった『こだわりぬいた』炊飯ジャー」として誕生したのが同製品だ。

   「五感に響きわたる、おいしさと上質感を」をテーマに、高級感のあるデザインやスマートな操作性を追求すべく、技術の粋を集めた。中でも、ネット上で関心を持たれたのは「音」への並々ならない工夫だ。選択したメニューや操作を音声で読み上げる「音声ガイド」と、炊き上がりを知らせる「お知らせ音」が、一般的な炊飯ジャーとは一味違う。

   従来の炊飯ジャーは、音声を再生する場合、振動板を有したスピーカーユニットから出力される。しかし、防水性や気密性の観点から音の出口となる穴があけられず、どうしても「中~高音域が出ないくもった音」になるという。

   そこで考案されたのが、ジャーの天面部分にあるタッチパネル自体をスピーカーにするというアイデアだ。タッチパネルに加振器を搭載することで本来の音域を充分に発揮でき、高品質でクリアな音声再生を実現。加振器は、老舗電子機器メーカー「オンキヨー」(大阪市)の技術を採用した。

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