味噌に漬けることで、肉本来の甘みがアップ
この味噌と相性ピッタリなのが、前述の「ポークの西京漬け」だという。同社営業部の西村尚彦氏は、
「新たなチャレンジとして、肉類への積極的な活用法とその美味しさについて広めていきたいと思っています。その代表的な存在として、『ポークの西京漬け』を位置づけています」。
その背景には、豚肉の需要の高まりがある。魚料理に使われることが多い味噌だが、ここ数年の日本人の食事情を見ると、魚よりも「肉」が食卓の中心となってきている。特に豚肉の消費量が年々増加している点に目をつけ、「ポークの西京漬け」の美味しさを積極的に提案していくようになったという。
実際にレシピ提供を受けた、カフェダイニング「ハイライフポークテーブル」(東京・代官山)の相場正一郎シェフは、
「豚肉を西京味噌に漬けることで、肉本来の甘みがより引き立つ印象を受けました。味噌の香りがほんのりつくのも魅力的でした」
と太鼓判を押す。
実際に記者も試食してみると、脂の旨みとともに、味噌のほのかな甘みを感じられた。味噌を組みあわせることで脂っぽさが軽減されていたのも嬉しい。
「ハイライフポークテーブル」では10月6日~12月5日の期間限定で、「西京味噌 ポークのグリル」(税込1300円)を販売する。