今流行りは「体操着ディズニー」 シンデレラ城で「組体操」はアリ?ナシ?

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   東京ディズニーランド(千葉県浦安市)にお揃いの「体操着」で遊びに行く「体操着ディズニー」が流行している――。インターネット上でこんな声がちらほらと聞かれるようになった。大の大人が学生時代の体操着を引っ張りだし、ディズニーランドへ出向いてシンデレラ城の前で「自撮り」する。写真は、インスタグラムにでもアップし、楽しい思い出を共有する(自慢する?)。

   インスタでは実際、若い男女がシンデレラ城を背に「組体操」をしている写真がいくつも確認できる。

  • 体操着でディズニーへ?
    体操着でディズニーへ?
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「#体操着ディズニー」と検索すると...

   博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏が2017年10月5日、東洋経済オンラインで公開した記事「制服の次に来た『体操着ディズニー』の真相」が、インターネット上で論争を巻き起こしている。制服姿でディズニーランドへ遊びに行く「制服ディズニー」が若者に定着してから数年の時が経ち、「体操着ディズニー」が最新のトレンドになっているという。若者研究所のメンバーが同記事でリポートした。

   インスタグラムで「#体操着ディズニー」「#体操服ディズニー」と検索すれば、計315件の投稿が確認できる(10月6日現在)。同じ帽子を被り、同じメークで、同じポーズを取る――。多くの写真では、体操服姿の男女がこうして満面の笑みを浮かべている。

   フォトスポットにふさわしい場所は数知れないが、中でも一番人気はシンデレラ城だ。城を間に挟むような形や、ピラミッドの陣形を作ったり、城の前でハートマークを作ったり...。「体操着ディズニー」の場合、「組体操」の花形と言われる「扇」のポーズで写真を撮るなど、一風変わった写真も多い。インスタグラムでは、写真とともに

「みんなでおそろいで行けて嬉しかったほんとにありがとう!」
「体操着Disney 時間過ぎるのあっという間だったな」
「体操着ディズニー実行できたね!動きやすくて本当にさいこう!」

との感想も投稿している。

「制服ディズニー」は中高生だけの遊びでなくなった

   東洋経済オンラインの記事が公開されると、ツイッターなどインターネット上では、

「なんでディズニーの世界観をぶち壊しに来るかな...正直迷惑 パジャマとか体操着ディズニーとか(もっと言うと制服ディズニーも反対派)」
「若いうちにしか出来ないじゃなくて体操着とかパジャマとかランドセルとか、そう言う発想が普通に考えたらおかしい」

と「体操着ディズニー」を批判する声が上がった。ただ一方では、

「体操着ディズニーの評判悪いけど体操着なんて最高に動きやすいし汚れても別にいいから私は賛成」
「もう別に体操着ディズニー別にいいんじゃない?同じ場所にいたキャストさん、他のゲストの方に迷惑かけてなければ」

と、共感する声も上がっていた。

   先の記事では、「体操着ディズニー」に挑戦した高校生たちが

「だいたいSNSを見ても、ディズニー当日も、高校生の大半は制服やペアルックが多かった。そんな中で体操着は同じディズニーの写真でも他の人と差が出せるなと思った」
「かわいさが求められる格好ではなくもっと目立つ格好がしたい」

などと理由を説明している。

   実際、「制服ディズニー」はもはや中高生らだけのブームではない。6月17日放送のテレビ番組「マツコ会議」(日本テレビ系)は東京・原宿の制服専門店「CONOMi」で、25歳の社会人や女子高生の母など、さまざまな年代の女性たちが制服コスプレを楽しむ様子を紹介した。ディズニーランドでもそうした「制服=女子高生」とのイメージが薄れ、新しい見せ方が芽生えつつある証左なのかもしれない。

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