東京23区に住む社長(35万5175人)のうち、10人に1人(10.9%)が「世田谷区」在住だった――企業調査の東京商工リサーチが2017年9月8日、こんな調査結果を発表した。
港区、大田区おさえて1位
世田谷区は、23区の南西部に位置する。都心から離れているものの、成城や深沢といった高級住宅地や、三軒茶屋、二子玉川、自由ヶ丘などの人気エリアが点在する。
同区在住の社長は3万8771人と23区で最も多く、以下、高級タワーマンションが数多く立ち並ぶ港区(2万5124人)、田園調布を擁する大田区(2万2006人)が続いた。
最も少ないのは、意外にもオフィス街で知られる千代田区の5244人。続いて、荒川区(6987人)、墨田区(8910人)だった。
一方、人口比でみると、23区最多の人口を誇る世田谷区は4.3%とそこまで高くない。1位は港区で9.9%。同区在住の約10人に1人が社長というわけだ。2位は同率で、渋谷区・千代田区の8.6%。千代田区は、人口が6万人弱と23区で最も少ないが、社長が占める割合は高いようだ。