東洋館出版社(東京都文京区)は、『もうモノは売らない:「恋をさせる」マーケティングが人を動かす』を2017年10月6日に発売する。
敏腕マーケティング・ディレクターの著書
著者はコカ・コーラ米国本社のマーケティング・ディレクターとして実績のあるハビエル・サンチェス・ラメラス氏。世界各地の支社でスタッフを指導するために使ったマニュアルに加筆修正し、書籍化にいたった。最短距離でマーケティングが身につき、成功を最大化して失敗を最小化するノウハウが学べるという。著者は、消費者にブランドに対して恋をさせろと一貫して主張する。人は感情により多く出費するため、恋をしている人が増えればブランド価値が高まるのだという。市場調査の結果に応える商品を作ったのにライバル会社に負けてしまった、著者の苦い経験も事例として紹介。基礎基本から、ウェブ広告とテレビ広告の効果比較算出方法やプライベートブランドへの対抗策まで、現在進行形のマーケティングの道標となる1冊だ。
価格は1600円(税抜)。