第16回「このミス」受賞作決定 史上最年少25歳の「十三髑髏」が大賞受賞

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   宝島社が主催する第16回「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作が2017年10月2日、決定した。

   応募総数は464作品。1次選考(20作品通過)、2次選考(5作品通過)を経て、大賞には、蒼井碧(ぺき)(25)さんの「十三髑髏(じゅうさんどくろ)」が選ばれた。

  • 「このミステリーがすごい!」ホームページより
    「このミステリーがすごい!」ホームページより
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大賞は「オーパーツ」をテーマにした作品

   蒼井さんはドイツ・デュッセルドルフ生まれ。大賞受賞史上、最年少受賞者となった。

   「十三髑髏」は、物理トリックを使った本格ミステリー。「オーパーツ鑑定士」を名乗る、自分と瓜二つの顔を持つ男が、水晶で つくられたドクロといったオーパーツと数々の殺人事件を解き明かすという内容だ。

   受賞を受け、蒼井さんは、

「執筆のきっかけは、『オーパーツを扱った本格ミステリーってあまり聞かないな』と思い至ったことが始まりでした。個?的にはミステリアスで魅?的なテーマだと思っていたので、だったら自分が先駆者になろうと覚悟を決め、執筆に取りかかりました」

と話す。

「常日頃からミステリーの醍醐味はシナリオ、キャラクター、トリック」の3本柱だと考えているのですが、今作についてはとにかくこの3つが噛み合ったな、という手ごたえを感じていました」

とも。

   また、優秀賞には那藤功一(54)さんと菅谷淳夫(52)さんの「東大卒コンビ」で書いた、トマトの疫病をテーマにした「カグラ」と、現役弁護士の田村和大(46)さんのDNA型をテーマにした「自白採取」が選ばれた。

   いずれも、2018年刊行予定。

   詳しくは公式サイトまで。

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