戦前から平成まで、事件と事故から読み解く裏鉄道史
近代日本の発展は、鉄道が誇る輝かしい歴史とともにある。しかし、その歴史には、事故や事件、利権に金といった輝かしいだけでなく、脚光を浴びない闇があるのも事実。『誰も語りたがらない 鉄道の裏面史』(著者:佐藤充 彩図社 669円)では、決して表舞台には出ないエピソードを通して、鉄道の世界を立体的に紹介する。
事件と事故の鉄道史(信楽高原鐵道列車衝突事故~ローカル線で起こった正面衝突事故、石勝線列車脱線事故~トンネル内で起こった列車火災、107名もの死者を出した未曾有の大惨事 福知山線脱線事故」)、国鉄とJRの裏面史(下山事件 初代国鉄総裁は轢死体になった)、金が動かした鉄道史など全3章。