職場での男性のオシャレも話題にのぼることが多くなったが、いまだ「ヒゲ」のボーダーラインについては個人差、職種差、職場差が大きいだろう。
パナソニックは、男性従業員がオフィスに10名以上いる有職男女500名を対象に「職業と男性の身だしなみ」に関する調査を実施。
業種別ヒゲメンNGリストや、ヒゲOK/NG職種、暗黙のルールなども見えてきた。
イメージ悪い「青ヒゲ」
今回の調査では、「『ヒゲ』を生やしてもOKだと思う職種/NGだと思う職種」について聞いている。
「OKだと思う」トップはクリエイティブ職(デザイナー、WEB・ゲーム制作、プランナーなど)で50%、次いで経営者・役員で42%、運輸・物流職(ドライバーなど)で40%。自由な発想が期待されるクリエイティブ職は、「ヒゲ」に対しても周囲の寛容度が高いのかもしれない。
一方、「NGだと思う職種」でトップは営業職で58%、次いで専門・サービス職(医療、福祉、教育などで42%、経理・総務職、販売・サービス職でそれぞれ33%。取引先など社外とのやり取りがある職種は「ヒゲ」が許されないといえそうだ。
ただ、ヒゲの剃り残し=「青ヒゲ」に関してはシビアに捉えられているようで、「『青ヒゲ』よりは『ヒゲ』を整えたほうが、清潔感があると思う」(54%)という人は男女併せて半数超という結果に。
「アゴヒゲをきちんと清潔に手入れしている作業員がいる。きちんと仕事ができそうな人だと思う」(33歳・男性・建設/土木/工業)や、「ワイルドでかっこいい」(29歳・男性・教育/学習支援業)など、さまざまな意見があがった。