カラフルなアイテム、フィルターで強調されたオシャレなスポット、おいしそうな料理......。インスタグラムでは、こんな写真が「いいね」を集める。「インスタ映え」すると、俗にいわれる写真だ。
一方、ツイッターでも「ツイッター映え」する写真があるが、「インスタ映え」とは毛色が大きく異なる。どんな特徴があるのか。
「意外性」「極端に規格外」
SNSの投稿分析を行うスナップレイス(東京・品川区)は2017年9月26日、「ツイッター映え」するスポットのデータを分析し、3つの特徴を割り出した。
1つが「意外性のあるスポット」。ふだん身近な場所に型破りな要素が含まれると、「いいね」や「リツイート」を獲得しやすい。
例えば、鳥居が合掌の形になっている「正雲寺」(大分・由布市)や、猿が接客する「居酒屋かやぶき」(栃木・宇都宮市)だ。
2つ目は「極端に規格外のスポット」。一目見てその異様さに驚くような写真を指し、池から河童のキャラクターが飛び出す「辻川山公園」(兵庫・福崎町)や、宇宙人のオブジェが設置されている「UFOふれあい館」(福島市)など。
インスタ映えにも3つの特徴が
最後は、「ストーリー性のあるスポット」。写真を見ただけではわかりにくいものの、誰かに伝えたくなる物語があるスポットも人気のようだ。
オーナーがレンガをひとつひとつ積み上げて造ったカフェ「大菩薩峠」(徳島・阿南市)や、クラゲの展示数世界一でクラゲ料理も食べられる「加茂水族館」(山形・鶴岡市)など。
なお、同社は「インスタ映え」するスポットの特徴も分析しており、(1)可愛いカラフル(2)おしゃれな雑誌風(3)非日常――の3点をあげている。