玩具店「おもちゃのハローマック」が、事業撤退から9年を経過してもなお、ネット上で注目を集めている。
ハローマックの店舗はいずれも、独特の外観をしており、他店がその後を受け継いでも、ハローマックがあったとすぐに分かってしまうらしい。
「東京靴流通センター」のチヨダが運営していた
これまでもたびたびSNSの話題になっていたが、直近では2017年9月9日あたりから再び盛り上がり始めた。
「ハローマックの建物、ハローマックの遺伝子が強過ぎて駄目」
「ハローマックは何に生まれ変わってもハローマックだなってすぐ分かるのが凄い 遺伝子強すぎ」
「もうシルエットで分かるハローマックというか...」
ツイッターでは、9月9日~11日の間だけでも、こんなツイートが多数寄せられている。
ハローマックこと「おもちゃのハローマック」は、靴の量販店「東京靴流通センター」などのチヨダ(東京都杉並区)が1985年から全国展開していた玩具チェーン店だ。郊外のロードサイドを中心に拡大し、一時は400店近くまで達したが、業績不振で2008年に撤退した。
店の外観は、城をモチーフとしており、ピンクのラインが入った白壁や、屋根のでこぼこが特徴的な見た目をしている。ネット上で先述のような声が上がるのも、そのためだ。
「ハローマックの建物が強烈過ぎて撤退後も存在感出している・・」
「調べたら元ハローマックのほっともっとローソン定食屋百均東京靴流通センターとかいっぱい出てきた 全部遺伝子強すぎ」
「ハローマックの店舗って独特だから、後に入った店舗が何であっても、『ここハローマックだったなあ』とか、『ハローマックの後のお店』の認識がずっと残ってる。もうずっと前に潰れてるはずなのに」
といった声が、ツイッターに上がっている。
インスタグラム上には、元「ハローマック」の店舗ばかり写真に収めるアカウントも存在する。ウィキペディアの「おもちゃのハローマック」ページでは、そうした店舗が現在、どの事業者に使われているのかが、すべて説明されている。
撤退から9年経過してもなお、ハローマックの記憶はいまだ、ネット民の脳裏に深く刻み込まれているようだ。