アイスの製造設備が「課題」だが......
「もし、こんなカップヌードルがあったら」。カップヌードルの公式ツイッターがそんな願いから写真を投稿して、実際に商品化したメニューといえば、具材の「謎肉」を使った「謎肉丼」の例が記憶に新しい。
公式ツイッターは2017年7月19日、「謎肉丼!発売は・・・未定!!」と「謎肉丼」の写真を掲載すると、27日には
「先日の投稿へのコメントで『どうせまたウソでしょ?』と言われたのが悔しかったので、本当に『謎肉丼』やっちゃいます!」
と発表した。7月29日から8月31日までの期間限定で、販売場所はカップヌードルミュージアムのみ。1日29食限定だったが、ネット上では
「日清さんはエイプリルフールのネタっぽいことも本気でやるので好きです」
「本気だったのですね...」
と話題になった。
「謎肉丼」のような成功例もあるのだから、「アイス」も商品化できるのでは――。日清食品HDの広報担当者に聞いてみると、商品化を可能とする設備が「謎肉丼」の場合と異なり、整っていないという。
「『謎肉丼』は、投稿後に大きな話題となり、社内で実際に試作した結果、驚くほどおいしいものができたことや、商品化しやすい環境が整っていたため実現することができました。今回の投稿に対する反応にもお応えしたい気持ちはありますが、実現に向けて検討すべき課題 (※アイスの製造設備など) も多いため、勢いだけで商品化するのは控えたいと思っています」