小林、中村の正捕手争いはあるのか
「打てる捕手」の代表格である阿部の後を継いだ小林は、中村と同じ広陵高校出身だ。高校3年時には9番・キャッチャーで夏の甲子園に出場し、全6試合で打率.216(14打数3安打0本塁打)だった。
2人を育てた広陵・中井哲之監督(55)は、
「全然、中村が上ですね」
と評価。高校時代の2人の実力を比較すると、中村に軍配があるようだ。
小林は、高校卒業後、同志社大学に進学。同大のリーグ戦4連覇に貢献するなど大学球界屈指の名捕手にまで成長した。その後、日本生命へと進み、13年には社会人ベストナインを獲得。同年にドラフト1位で巨人に入団した。
中井監督は、小林について
「野球に取り組む姿勢は小林の方が上」
とも評しており、中村にはこうエールを送っている。
「今後ずっと小林と同様の努力ができるか。出来れば末恐ろしい捕手になる可能性は十分にある」