2015年ラグビーワールドカップ(W杯)で優勝候補の南アフリカに逆転勝利し、「史上最大の番狂わせ」として世界中から注目を集めたラグビー日本代表。当時、チームの要だった五郎丸歩選手の「五郎丸ポーズ」は、社会現象にまでなった。
その影響もあり、国内最高峰リーグ「トップリーグ(TL)」の15年度来場者数は49万人と過去最多を記録。このまま人気スポーツの仲間入りするかに見えたが、翌16年度には前年比で3万人も減ってしまった。
こうした状況に危機感をつのらせた日本ラグビーフットボール協会は2017年8月7日、TLの認知拡大をめざし、「逆襲」をテーマにウェブ動画を公開した。
「TLを観戦したい人はわずか3%」
今季のTLは、8月18日から、18年の1月8日まで開催される。
開幕を前にした2月、日本ラグビーフットボール協会は、全国の10~60代(計2129名)を対象に、ラグビーの意識調査を実施した。
その結果、「4人の1人しかTLを知らない」「TLを観戦したい人はわずか3%」など、暗澹たる事実が明らかになった。
これを受け、同協会は
「『日本ラグビーのピンチ』に対して、逆襲を図らなければならない」
と決意し、今回のウェブ動画を制作した。
「なんかジーン」
動画には、宗像サニックスブルースの鶴岡選手や、リコーブラックラムズのロトアヘア兄弟など、現役トップリーガーが多数出演。
自虐を交えてのPRや、漫才のコント風にTLの魅力を伝えるなど、「体を張った」内容に仕上がっている。
動画を見たツイッターユーザーからは
「ジャパンラグビー公式の自虐とふざけっぷり全力すぎて好き」
「トップリーグの逆襲!サイコーよし!沢山友達集めて見に行くよ!まっといてやぁー」
「トップリーグを知ってください、観に来てください!は、なんかジーン」
といった感想があがっている。