「甲子園のアイドル」が語る女子の野球
『甲子園進化論 女子の力で変わる未来の甲子園』(著・太田幸司、幻冬舎、1512円)の著者・太田幸司さんは元祖「甲子園のアイドル」である。青森県三沢高のエースとして1968年夏から69年春・夏と3大会連続で甲子園に出場した。最後の夏は決勝戦で延長18回引き分けとなり、翌日の再試合で敗れたが、色白の整った顔立ちで「コーちゃん」ブームが起き大変な人気となった。
その「コーちゃん」がいま日本女子プロ野球機構スーパーバイザーとなり、女子野球と高校野球の今後を期待して甲子園大会の未来像を語る。
最近は女子マネジャーが多くなり、甲子園での練習参加も条件付きで認められた。マネジャーだけのことではない。女子による硬式野球部も増えてきて、全国高校女子硬式野球選手権大会や選抜大会も開催されている。だが、甲子園のグラウンドでは行われていない。あこがれの夢舞台、女子の力で「甲子園」は変わるだろうか。