料理研究家の土井善晴さん流のギョーザの焼き方をご存知だろうか。2年半ほど前にテレビ番組で紹介されたものだが、最近になってSNSを中心に「めちゃくちゃパリパリになる!」と話題になっている。
パリパリのギョーザといえば、味の素冷凍食品の「ギョーザ」を思い浮かべる人も多いだろう。「油・水なしでパリッパリに焼ける」をうたっていて、その通り簡単にパリパリの羽根付きギョーザが焼けると人気の商品だ。
今話題の「土井流」と「味の素」、果たしてどっちがよりパリパリギョーザに仕上がるのか、検証してみた。
「点火前に熱湯」がポイント
「土井流」の焼き方を試したのは、スーパーで購入した10個入り90円ほどの生ギョーザだ。
手順は以下の通り。
(1)火を付ける前のフライパンに油を引いてギョーザを並べ、熱湯2分の1カップを入れる。
(2)強火にかけてふたをし蒸し焼きにする。
(3)皮が透き通ってきたらふたを開けて水分を飛ばし、油をひと回しして皮に焼き色が付いたら完成。
一方の味の素のギョーザは、
(1)凍ったままのギョーザを油を引かずにフライパンに並べ火を付ける。
(2)水は入れず、すぐふたをして中火で約5分蒸し焼きにする。
(3)ふたを取り、中火で好みの焼き目を付ける。
で完成だ。
ちなみに味の素のギョーザが油も水もナシで失敗しないのは、ひとつひとつのギョーザの底に「羽根の素」が付いているから。これがフライパンの中で溶け出し、適度な水分でギョーザを蒸してくれるのだ。