「ツタヤのスマホ」TONEモバイルの新製品 子どものスマホ利用も「手に取るように」見守り

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   TSUTAYA系のMVNOであるTONE(トーン)モバイルは2017年8月1日、新しいスマートフォン「TONE m17」を発売する。

   Androidスマホのブランド「arrows」を手がける富士通コネクテッドテクノロジーズが製造した。そのため「TONE m17」の性能は、17年7月20日に発売されたばかりの格安フリースマホ「arrows M04」に準ずる。

  • 「TONE m17」

ハードのタフネスはさすが国内メーカー製

   MVNO各社は端末代と月額料金の安さ合戦を繰り広げている。その結果、調達コストが安くつく中国メーカーが幅を利かせている。ただし日本市場でニーズの高い防水・防塵機能については、国内メーカーが秀でている。

   「TONE m17」は、防水性能IPX5/IPX8相当、防塵性能IP6X相当で、食器用洗剤やハンドソープで洗える。さらに高さ1.5mからコンクリートに落としても割れない設計。電源を入れたまま本体を箱に置くだけで不具合を自動検知・修復する「置くだけサポート」は、サポート店から離れた場所で暮らすユーザーの心強い味方だ。

   頑丈さを売りにする一方、スペックはそれほど高くない。OSのバージョンこそAndorid7.1.1と新しいものの、チップセットがクアルコムの「Snapdragon 410 MSM8916」(1.2GHz 駆動)、RAM(メモリ)が2GB、ROM(内部ストレージ)が16GBと、リッチなゲームをするには物足りなさが残る。もっともストレージに関しては最大256GBのmicroSDXCまで対応する。

   画面に5インチHD(1280×720)液晶ディスプレイを搭載した。寸法が約144×約71×約8(mm)、重さが約148g、バッテリー容量が2580mAh。大手キャリアのジュニア・キッズ向けスマホはもっと軽くてコンパクトだが、その分だけ機能を大幅に削ぎ落としている。わが子に小さいうちからスマホの操作に慣れ親しんで欲しいなら、「TONE m17」は選択肢の一つに入る。

   インスタ映えという言葉に象徴されるように、スマホのカメラ機能も重要なチェックポイント。「TONE m17」のアウトカメラは1310万画素、インカメラは500万画素。ワンセグとおサイフケータイにも対応している。

「VERY」との共同開発によって生まれた新サービスに対応

   TONEモバイルの独自性は「TONE m17」の使い勝手に見られる。

   「中学生になるまでは、22時から6時までTONEのスマホは使いません」と子どもユーザーが自ら宣言し、そのとおりに端末がロックされる機能を携帯電話事業者として初めて実装した。ロック画面には「緊急連絡先」の電話番号に発信が可能なボタンが設定される。ロックは、保護者のスマホからアプリ「TONE見守り」を操作して解除することができる。なお「TONE見守り」の親スマホはTONEモバイル以外の端末でも利用可能。

   また「通学時の連絡用にスマホは持たせたいけど、勉強に集中できないのは心配」という声に応え、あらかじめ設定した場所に出入りすると居場所の通知を受け取れる「ジオフェンス」機能に、設定した場所に入ると自動的に端末にロックがかかる機能を追加した。このロックも保護者の判断により解除できる。

   「行動サマリーレポート」は、子どもの一日の行動やスマホの利用状況を毎日しっかり把握したいという声に応えた機能だ。子どもの移動経路、歩数・活動量、アプリ利用時間、あんしんインターネットのアクセスブロック数、インターネットの閲覧履歴・利用時間など、AIによって集積された一日の行動がサマリーになって、毎日レポートとして親スマホに届く。

   「『カメラで設定』による親子の約束」は、「親子の約束」の専用用紙に、利用するアプリと利用できる時間帯を書いて、親端末の「TONE見守り」アプリからカメラで撮影すると、その内容が子どもの「TONE m17」に反映されるというもの。

   これらの新サービスは、主婦向けファッション誌「VERY」との共同開発によって実現した。

   「TONE m17」の価格は税抜3万4800円。なお17年8月1日から、新規契約者および既存契約者が機種変更した場合、TONEモバイルの月額料金が6か月無料になるキャンペーンを実施する。詳細は公式サイトまで。

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