住宅用設備メーカーのLIXIL(リクシル、東京都千代田区)は2017年7月22日から、プロテニス選手の錦織圭(27)を起用したテレビCMを放映している。
「演技で記者会見をする、というのは時はじめての経験で少し恥ずかしかったです」と語った錦織選手。どんな仕上がりのCMになったのか。
「にしこ...リクシル!」
リクシルは、老若男女問わず全ての人に利用しやすい「ユニバーサルデザイン」(UD)の考え方を、「モノ」だけでなく、「ココロ」にも広げていくために「リクシル すすめる、ユニバーサル」の取り組みをスタートした。
同社は、座ったまま作業ができるバリアフリーキッチン『ウエルライフ』や、段差が少なく出入りしやすいスライド式ドア『エルムーブ』など、UDを意識した製品を多数手がける。今回の取り組みでは、この考えを広く発信し啓蒙につとめる狙いがある。
そこで、「この取り組みに賛同している」という錦織選手が出演するテレビCMを制作。
CMでは、記者会見場を舞台に、錦織選手と通訳者のユーモラスなやりとりを通じて「ユニバーサル社会」の大切さを伝えている。
CMの最後には、錦織選手がさわやかな笑顔で「にしこ...リクシル!」と決めゼリフを放つシーンもあり、コート内とは違った一面も垣間見える。本人いわく
「『にしこリクシル』と、是非いろんな人に言ってもらいたいです」
と、とても気に入っているようだ。