ヒット曲の何番煎じのような曲を作らない
過去をなぞらない。
既存のヒット曲の何番煎じのような曲を作らない。
それでいて商業的な結果も手にする。
更にメンバーそれぞれの才能も開花させる。
20周年を超えて、そういう形で存在しているバンドが他にあるだろうか。
「こういう音楽が消費されることは当たり前ですからね。その中でみずみずしさを失わないで活動するのにはどうすればいいのか。自分たちの人生を賭けて実験してるんだと思います」
アルバムのジャケットは60年代から70年代のサイケデリックロックを思わせる。60年代の終わりのサンフランシスコのヒッピームーブメントの代名詞のように使われていた「サマーオブ・ラブ」もモチーフになっているという。「今、あの頃の時代の気運のようなものを感じる」と彼は言った。
アルバム「SUMMERDELICS」は、2013年のアルバム「JUSTISE」以来のアルバムチャート一位を獲得した。
40代半ば。若者とは言えない年齢になったロックバンドが綴る過去・現在・未来――。
彼らの夏に終わりはない。
(タケ)