GLAY、夢が叶ってもその先を見せてくれる
4人それぞれの終わりなき開花

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

ヒット曲の何番煎じのような曲を作らない

   過去をなぞらない。

   既存のヒット曲の何番煎じのような曲を作らない。

   それでいて商業的な結果も手にする。

   更にメンバーそれぞれの才能も開花させる。

   20周年を超えて、そういう形で存在しているバンドが他にあるだろうか。

   「こういう音楽が消費されることは当たり前ですからね。その中でみずみずしさを失わないで活動するのにはどうすればいいのか。自分たちの人生を賭けて実験してるんだと思います」

   アルバムのジャケットは60年代から70年代のサイケデリックロックを思わせる。60年代の終わりのサンフランシスコのヒッピームーブメントの代名詞のように使われていた「サマーオブ・ラブ」もモチーフになっているという。「今、あの頃の時代の気運のようなものを感じる」と彼は言った。

   アルバム「SUMMERDELICS」は、2013年のアルバム「JUSTISE」以来のアルバムチャート一位を獲得した。

   40代半ば。若者とは言えない年齢になったロックバンドが綴る過去・現在・未来――。

   彼らの夏に終わりはない。

(タケ)

タケ×モリ プロフィール

タケは田家秀樹(たけ・ひでき)。音楽評論家、ノンフィクション作家。「ステージを観てないアーティストの評論はしない」を原則とし、40年以上、J-POPシーンを取材し続けている。69年、タウン誌のはしり「新宿プレイマップ」(新都心新宿PR委員会)創刊に参画。「セイ!ヤング」(文化放送)などの音楽番組、若者番組の放送作家、若者雑誌編集長を経て現職。著書に「読むJ-POP・1945~2004」(朝日文庫)などアーテイスト関連、音楽史など多数。「FM NACK5」「FM COCOLO」「TOKYO FM」などで音楽番組パーソナリテイ。放送作家としては「イムジン河2001」(NACK5)で民間放送連盟賞最優秀賞受賞、受賞作多数。ホームページは、http://takehideki.jimdo.com
モリは友人で同じくJ-POPに詳しい。

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