夏の風物詩、花火大会がたけなわである。もう終わったところもあるが、8月下旬(2017年)まで各地で連日のように開催される。今年は猛暑が続いているが、団扇を手に浴衣姿で川土手を歩けば暑さをいっとき忘れるかもしれない。今週は花火の歴史やエピソード、写真の撮り方、全国の花火大会の絶景のスポットなど紹介したい。
J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ(https://books.j-cast.com/)」でも特集記事を公開中。
伝統花火から芸術玉まで色とりどり
花火は、打ち上げ花火、仕掛け花火、おもちゃ花火と大別されるが、打ち上げ花火には、形状によって「割物」や「ポカ物」といった種類がある。最近は芸術性を追求する「芸術玉」とよばれるものもある。
『眺望絶佳の打ち上げ花火』(著・金武 武(かねたけ・たけし)、監・日本煙火協会、玄光社、2160円)は、日本の伝統花火から芸術玉まで色とりどりの花火を紹介する「花火のビジュアルブック」だ。
取り上げているのは、「眺望絶佳の打ち上げ花火」から「これぞまだ見ぬ芸術玉」「唯一無二の仕掛け花火」「異世界へ誘うスターマイン」と約80枚。花火の名前や作り方、打ち上げ方法など花火の基礎知識も掲載している。