「ギネス公認、最恐唐辛子の『トリニダード・スコーピオン』の実力を、ここ渋谷で披露できればと思います」――。
ラーメン研究家・石山勇人氏が、こう豪語する、自身プロデュースの「激辛家系ラーメン」が、2017年7月19日から東京・渋谷に登場する。
「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」を使用
店舗は、渋谷の道玄坂を5分ほど登ったあたり。もともと、横浜家系ラーメンチェーン「壱角家」だった店舗を、新たに「壱角家RED」と店名を変え、激辛専門店としてリニューアルした。
看板メニューは、家系ラーメンの濃厚豚骨スープをベースに、辛さを「閻魔」「龍神」「雷神」「風神」の4段階(辛い順)から選べる『特製辛みそRED』(税込1570円、閻魔のみ270円増)だ。
運営するガーデン(東京・新宿)の國松晃社長は、
「横浜家系ラーメンは、中毒性が高くて美味しいのですが、次の違いを作れないかということで、思いっきり辛いラーメンを作ってみた」
「閻魔」のみに、2011年に最も辛いトウガラシとしてギネス世界記録に認定された「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」の粉末が入っている。記者の感覚で大さじ1杯程度か。とにかく「辛さ」にこだわったという。
また、辛さだけでなく四川山椒を加えて「痺れ」も追求。ダブルの刺激で味に奥行きをもたせ、「常習性」を狙う。
「1980年台後半から激辛ラーメンブームがありましたが、その頃は辛みだけでした。そこから『蒙古タンメン中本』や、『カラシビつけ麺鬼金棒』などの店が登場し、痺れに注目して人気を集めてきました。そこで僕らもそれに習った」(石山氏)