品目数と在庫量は圧倒的
電子マネー決済以外の差別化ポイントについては、売場であるお菓子BOXの容量も見逃せない。
「他社の置き貸しサービスと比べて、プチローソンの商品点数や在庫量はかなり多いです。お菓子BOXでだいたい7万円くらいの商品を収納できるでしょうか。これは他社の数倍です。選べる楽しみをお客様に感じていただけるのはプチローソンならではと思います」(ローソン天野さん)
とはいってもプチローソンの商品幅は有人店舗よりも狭く、その中で顧客満足度を上げていかなくてはならない。ローソンは、無線セルフレジを開発したブリッジ・モーション・トゥモロー(東京都渋谷区)と週1回のペースで販売会議を行っている。
ところで最近は食品メーカーの商品開発サイクルが早くなっている。ネオマーケティングのプチローソンで予想以上に売れているのはカップめんだが、そのカップめんカテゴリーはネタ系商品が矢継ぎ早に投入されている。
天野さんもその辺は認識しており、「定番商品を7割、新商品を3割くらいの比率にして、普通のコンビ二と同じような展開にすることで、お客様を飽きさせないようにしたい」と意欲を見せる。
プチローソンは標準のお菓子BOXのほか、オプションとして冷蔵庫や冷凍庫、コーヒーマシンも用意している。ネオマーケティングには今のところお菓子BOXのみ設置されているが、萩原さんはオプションにも興味を示していた。
「冷凍庫を導入したら、アイスクリームを1日2個ずつ買う社員はいると思います(笑)。これだけ日本が暑くなってきているので」