潔癖症の人は恐怖かも... スマホと合体して「菌が見える」顕微鏡

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   地球温暖化で夏の気温は年々上がる一方で、微生物が増殖しやすくなっている。食中毒の原因の多くは細菌やウイルスだが、普通の人にそれを確かめる術はない。

   スマートフォンのカメラ機能と組み合わせることによって、光学倍率1000倍の高倍率でしかもプレパレート(スライドガラス&カバーガラス)不要の携帯型顕微鏡「mil-kin(見る菌)」が、電解水の総合設備メーカー・アクアシステム(群馬県前橋市)から2017年6月30日に発売された。

  • 「mil-kin(見る菌)」
    「mil-kin(見る菌)」
  • 「mil-kin(見る菌)」

肉眼では見えないものが見える感動

   「mil-kin(見る菌)」は、食品などの生産・加工現場をはじめ飲食店や研究・開発機関などの多彩なシーンで、細菌や汚れを撮影・記録できるアイテムとして開発された。スマホのカメラ機能を使うことにより、試料をステージに乗せるだけで、対象物を光学倍率1000倍に拡大表示・撮影する。

   サイズは、本体が幅5.5×奥行き11.3×高さ14.0(cm)、スマホ用スタンドを含んだ大きさが幅17.5×奥行き11.3×高さ14.6(cm)。単3乾電池2本のコンパクト設計で、本体、スマホ用スタンド、乾電池2本を含む重さは約450g。

   価格は9万9000円(税別、以下同)、送料が全国一律1500円。商品にスマホは付属しておらず利用者が別途用意する。

   アクアシステムは、多彩な分野での研究と食品工場向けの衛生コンサルティング事業で30年超の実績を持つ。特に殺菌を目的とした次亜塩素酸水や電解次亜水、さらに強アルカリ性電解水による工業洗浄から飲用目的のアルカリイオン水まで、用途に応じた多彩な電解水の活用を進めてきた。

   これまで細菌や汚れを簡単にリアルタイムで「見える化」するツールがなく、指定食品添加物の1つである次亜塩素酸水の除菌効果の確認がむずかしいという課題に直面したことから、同社は「mil-kin(見る菌)」を独自開発した。

   肉眼では見えない微細なものを拡大する顕微鏡。学生時代の理科の授業で顕微鏡観察をしたときの驚きは、誰もが記憶していることだろう。細菌や汚れ検査の道具として使うのはもちろん、小中高生の子どもと一緒に、身の回りのものを片っ端から観察してみてはいかが。これがきっかけで理系への進学を心ざすようになるかも!?

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