20、30代に向けた投資の入門書
「銀行に預けておきなさい」と親は言うけれど、銀行に預けておればお金が増えていくという時代ではない。昔のように、給与がどんどん上がっていく状況でもない。現代の若者が将来を見据えながら財産を築くためには投資が必要――。
『せめて25歳で知りたかった投資の授業』(著・三田紀房×ファイナンシャルアカデミー、講談社、950円)は、20、30代に向けた投資の入門書だ。目次をみると、「投資が『怖い』のはなぜ?」「投資はこんなに『単純』だ」「お金だけじゃない!投資があなたにもたらすもの」「投資で『自由』を勝ち取ろう!」と生き方についても考えさせる。
著者の三田紀房さんの投資漫画『インベスターZ』のエピソードを多数引用している。三田さんは大手百貨店勤務などを経て、30歳で漫画家デビュー。高校野球を描いた『クロカン』『甲子園へ行こう!』や東大合格請負漫画『ドラゴン桜』なども話題だ。