塩辛、オリーブオイルで挑戦
日本豆腐協会の広報担当者は、
「冷や奴は、五味のうち、『酸味』と『塩味』の2つが合います」
と話す。
五味とは、味覚の根本となる5つの要素「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」を指す。豆腐には、たまねぎやすりおろしたりんごなどの「酸味」と、塩辛などの「塩味」が相性バッチリとのこと。
また、風味として「油」もおススメする。
「ごま油で中華風にしたり、オリーブオイルでイタリア風、あとはニンニクオイル、タマネギドレッシングなどが合うと思います」
豆腐のプロからの貴重なアドバイス、これは試すしかない。今回は、「すりおろしりんご」「塩辛」「オリーブオイル」で挑戦した。
見た目はお世辞にも良くは無い。
いざ、パクリ。....「ん???」一瞬、何を食べているのかわからない。初めて味わう味覚だった。美味しいのか、まずいのかわからない。それくらい複雑な味だ。
恐れつつも箸を進めていくと、次第に舌は慣れてきた。ジョナゴールドの強い酸味と、塩辛のしょっぱさが、咀嚼を繰り返すごとに豆腐と良い塩梅で絡み合っていく。オリーブオイルはあっても無くても良いかもしれない。
正直、記者には判断しかねる一品になった。試した読者はぜひ、編集部まで感想を寄せてほしい。